香りの印刷の秘密教えます

何で印刷物に香りがついてるの?そんなあなたの疑問にお答えします。このページでは香り印刷が出来るまでの秘密の工程を説明・公開しています。香りのもとを作る工程から、印刷までの過程を皆さんに知ってもらいたい。そして、香りを楽しむ文化を一緒になって盛り上げていきませんか?

なぜ印刷物からいい香りがするの?

まず、用紙に香りを付着させるには「マイクロカプセル」(香る物をミクロン単位の小さな粒子にして個々の粒子をそれぞれ薄い皮膜でくるんだ物)をシルクスクリーン印刷で付着させます。マイクロカプセルの歴史(1957年アメリカのレジスターメーカーが当時トラブルの多かったインクリボンの代わりとなるノーカーボン複 写紙を発明あいました。これは無色染料液体をマイクロカプセル化し、発色剤と隔離筆圧等でマイクロカプセルが壊れた部分だけ印字される仕組みでマイクロカプセル技術を世界で初めて製品化しました。
付着した匂いはやがて紙へ浸透していきます。これにより1~2年程香りが持続いたします!マイクロカプセルの大きさは、約 30ミクロン程の大きさで肉眼では見えません。
用途別の種類としては、スクラッチタイプ(香料印刷部分を軽く擦って香りを出すタイプ)になります。バースティングタイプ(香料インキで貼付けした部分をはがして香りを出す方式)もあります。
印刷物の用途としまして、●絵本や雑誌等●絵はがきや年賀はがき●暑中見舞いはがき等●しおり●ギフトカード●パンフレットなど

マイクロカプセルができるまで

香りの印刷工程

香りをマイクロカプセル化した後、次の行程(シルクスクリーン印刷)にて紙に香りを印刷します。

■シルクスクリーン印刷
名前の由来は、絹(シルク)で幕(スクリーン)を張った枠を印刷の際に使 用していた事から『シルクスクリーン印刷』と呼ばれていましたが、今では省 略されシルク印刷と呼ばれるようになりました。現在では絹(シルク)の代わりに、よりテンション(張力)に強く耐摩耗性 にすぐれたナイロンやテトロンといった化学繊維が主に使われています。
・シルク印刷の特徴
主には外用のシール等に多く使われていますが、他の印刷方法と最も異なる点は印刷されるインク層の厚さです。厚いと言ってもインク層なのでごくわずかな厚みなのですが、一般的な屋内用シールステッカーの3~6倍以上の 厚さがあります。この為、様々な材料に印刷しても驚異的な耐候性を発揮します。
また、シルクスクリーン印刷の特徴として印刷対象物を選ばないという事も挙げられます。液体をはじく様な処理がされていない平面の材料でしたらほとんどすべての材料に印刷できます。木材や布、ガラスでも全く問題ありません。

■シールステッカーが仕上がるまで
[刷版の準備]
●データやデザインを印刷用版下データとして使えるように、色ごとに パート分けをして色が重なる部分を調整したり常に完成デザインを考えながら 修正・調整を繰り返します。
●印刷に使う刷版に水分の浸透率がよくなるように薬剤を散布した後てい ねいに水と専用洗剤で洗ってから、特殊なフィルム(または溶液)で刷版を コーティングします。この時、フィルムには強い静電気がありますのでフィルムと刷版の間にホコリなどが入らないよう特に注意します。コーティングした後は完璧に乾燥させるため暗所にしばらく置いておきます。
[製版]
作っておいた刷版とプリントした透明フィルムを重ね合わせ専用の機械で一定時間強制的に紫外線を照射し感光させます。照射後水洗いをします。紫外 線が当たってない部分だけが水に溶けますので、その部分を丁寧に洗い落とします。細かい部分もちゃんと洗えているか光にかざしたりしながら チェックします。
[印刷準備]
製版をインクが漏れたりしないよう養生したり、印刷色が特色の場合にはインクを調色します。印刷するシートは1~2日前から1枚ずつ専用ラックへ陰干しにしておきます。これをする事でシート自体の伸び縮みが軽減します。多色印刷の時には入念に陰干しします。
[印刷]
シートを1枚ずつ印刷しますが、どうしても大気中のホコリが多少付着してしまいますので1枚ずつ専用のホコリを取るローラーでホコリを取りながら印刷していきます。