ガラスの持つあたたかさを表現すること。グラスアート(ガラス細工)の可能性を求めています。

Glassart ひといきがガラスに命を吹き込む一吹きガラスの世界

吹きガラスとは1200℃前後で溶けたガラスを金属のパイプに巻き取って息を吹き込んで成形していく技法全般の事です。一般的に吹いて作ってあるガラス製品は耐熱ではありませんが、口当たりや、手触りのやわらかさは、市販のガラスとは一線を画しています。

弓戸 好孝 手作りの不完全さに甘えない作品を目指します
弓戸 好孝 ■name / 弓戸 好孝
■data / 出身地:愛知県 血液型:AB型 星座:水瓶座

1993年に趣味の延長で工房を作った父の体験工房を管理することから吹きガラスに携わり以来、講師を務めつつ作家活動を始める。
師事する作家はおらず、基本的な手順のみ父から習い、以後は独自に資料を見たりワークショップに参加したりして自分の作風を作り上げてきている。
昔からある手作りガラスのでっぷりとした系統でなく、どこか緊張感のある凛とした作品を目指しています。

ガラスという独特な素材を扱う独特な技法が魅力です

自由で気難しいガラスを息を合わせることができたとき、ガラス自身が自ら作品へと仕上がってくるようです
「降りてくる」という言葉を使う人がいます。自分の手や目に造形の神か何かが降りてきたかのような錯覚を覚えるほど作業が美しく進むという意味だと思っています。作業途中のガラスに、当初予定もしていなかった形や模様、新しい技法などが透けて(?)見えることがあります。そしてその「見えたもの」を追いかけていくと新しい技法や形が出来上がってくることがあるのです。
私の場合、これは必ずしも素晴らしい物が出来る訳ではないので「降りてきた」とは言えませんが、その時の感覚はとてもいい物です。
TVチャンピオン 弓戸好孝

ガラスの持つ可能性を自分の技術でどこまで引き出せるかが魅力です。

重心や遠心力を味方につける。その瞬間瞬間がガラスとの対話
溶解炉からガラスを巻き取る長いステンレスのパイプの先に溶けた透明ガラスを巻き取ります。作るものの大きさにより2回3回と巻き取る回数を増やします。
別の色ガラスを巻きつけて加飾する表現したい模様によって様々な技法を使いますが、ココでは色のついた別のガラスをリング状に二本巻きつけています。
ガラスの形を整える濡れた新聞紙を介して自分の手を使って形を整えます、鉄板等の上を転がしたりすることもあります。
(加飾方法によって2と3は前後することもあります。)
息を吹き込むいよいよ息を吹き込み、大きくしていきます。
熱し方や角度の調整で息の入る位置を調節して、希望の厚み、大きさにしていきます。
作品の底の方の形を決める濡れた新聞紙を使ったり、上を向けたりして作品の底の方の形を治していきます。
この後、底の中心に支えの棒をつけて吹き竿から切り離します。
口を広げていく切り離した時の口はとても小さいので、よく焼き、口の中に金属のハシ(洋バシ・ジャックとも呼ぶ)や、新聞紙を巻いた木の棒などを入れて内側から広げていきます。
外から新聞紙を当てたりもして形を決めます。